知りたいこと図鑑 みっけ
| 読書時間 | 1時間37分(4日間) |
| 文章の難易度 | ★☆☆(ほとんど絵や図で簡単) |
| 内容の難易度 | ★★☆(多種多様) |
| 知りたいことを知らないすべての人におすすめ度 | ★★★ |
私たちは知りたいことを知らない。
そして、知らないことを知らない。
この本は、日常の教養から学校で学ぶ内容、おしゃれに関する知識まで、幅広いジャンルの雑学を、分かりやすい図解とユニークなデザインで紹介している。
ぺらぺらと眺めるだけで楽しくなるおしゃれな本だ。
知らないことや知りたかったことを教えてくれる本でもある。
本を読むのが苦手な人も、こういう本なら手を取ってみたくなるかもしれない。
すぐに使うわけではないけれど、知っているだけでどこかわくわくすること、気持ちが豊かになるものがこの世には存在する。
それがこの本には網羅されている。
「そうだ、こんなこと学校で買ったっけ」
「知らなかったなあ」
「呼び方だけは知っていたけれど、明確な区別は説明できないなあ」
「漢字、難しい」
そんなことを思いながら楽しく読める本だ。
そして、私はこの本を読んで思い出したことがある。
「名前がある美しさ」があることだ。
朝焼けや夕暮れを表す名前、天気の名前、季節の景色の名前。そして、恋の名前。
景色に人間の感情を重ねたり、何かを何かに見立てたりして、名前を付けること。
私はもともと、何かや誰かの名前を呼ぶことが、すごく重要なことだと感じている。
名前を呼ぶことは、その存在を認めて、つながりを作る行為であり、名前には記憶や感情が宿っていると思っている。
ある現象に名前を付けることで、誰かと誰かが、例え離れた場所でも同じような景色を見て、同じように感動する共通の想いを大切にできる気がする。
それは、時を超えても共有できることで、すごく素敵なことではないかと私は思う。
名前があることでそれが「皆が感じている美しいことだ」とわかる。
人は、その時に見ている現象に感情を重ねることがあり、それに名前を付けるのは、心の投影でもあるのではないかとも思う。
そこに存在するものをただ眺めているだけではなく、名前をつけること。
名前を付けて、誰かとともに愛でることのいとおしさを、この本を読んで改めて気付くことができたのである。
こうやってきれいに終わりたかったのだが、最後にどうしても言いたいことがある。
納豆が冬の季語というのは、私にはしっくりこないのである。
納豆は毎日おいしくいただいているから。
